自然科学紀行古水史跡編～沖縄水史観（XⅢ）

摘要

琉球列島に踏み入ったのほ，今から10年程前の1995年頃であった。海岸線を埋め尽くす漂着ゴミ汚染，河川・海が真赤に濁る赤土流亡汚染の調査で島々を回っていた。本土の海岸域や山岳域の自然に比して，沖縄の自然ほ開発・汚染行為に対して免疫力が希薄であることを知り，それらの行為が発生すると，逆に脆く，瞬時に壊滅的な破壊に繋がると思えた。