6m長尺ロッ卜を用いた大深度ケーソン立坑の設計•施工: 東京電力　葛西橋通り付近管路

摘要

葛西橋通り付近管路新設に事は,東京都内の江束変電所から永代橋変電所までを連系する延长6.2kmの洞道新設工事であり，掘削外径3.5mのシールド1機で施工する長距離シールドエ事である.既設埋設物を回避したルート選定により，トンネルの最大土かぶりは約53mと大深度となっている.このためシールド用発進立坑および中間換気孔も50mを超える大深度立坑工事となっている.本稿では，大深度の円形立坑の耐震を含む各種設計について報告する.また本立坑工事では，施工にオープン圧入ケーソン工法を採用しており，ロットの沈設にあたっては6.0mの長尺ロットを採用し，約2か月の工期短縮を達成したため，この施工実績についても報告する.