墨滴

摘要

民放テレビで今月、新幹線に関する番組が相次いで放送された。4日夜のフジテレビ系「潜入！リァルスコプ」は、JR東日本の次世代新幹線試験車両「ALFA—X(アルファエックス)」を紹介。外観や車内をはじめ、走行中の運転台など、貴重な映像が盛りだくさhだつた▼一方、9日夜のテレビ朝日系「ウラ撮れちゃいました」では、JR東海の新型車両N700Sにスポヅトを当て、日本車輛製造豊川製作所の製造場面や、JR浜松工場への深夜の道路輸送、東海道新幹線のバラスト交換作業などを取り上げた▼両番組とも、普段はなかなか見ることができない舞台裏を公開するといろ似たコンセプ卜で、放送時期が近かったのは偶然であろう。タレントの中川家·礼二さhが両方に出演しており、真剣な“鉄道愛”は現湯でも好感を持たれていたようだ▼一般的に、記者は試験車両や車両メーカーなども自由に取材できると思われがちだが、実際には取材できないエリアも多い。今回は報道陣にもめったに公開しない湯面が多く、興味深く拝見した▼コロナ禍でさまざまな鉄道ィベントが中止となる中で、レールフアンには良いプレゼントになったに違いない。ファンならずとも、新幹線の速度向上や、快適な乗り心地がどのよろに維持されているかを知ることができる、良いきっかけになったと思ろ。