墨滴

摘要

顧客満足度に関する調査•コンサルティングを手掛けるJ. D.パワーが先日発表した「2019年ホテル会員プログラム顧客満足度調査」で、JRホテルメンバーズ(JRHM)が4位に入った。調査は今年で5回目を迎え、JRHMは前回から2ランクアップした▼この調査は、日本全国の主要ホテルグループ•チェーンが展開する74の会員プログラムのうち、直近に利用したものに対する満足度アンケート(回答者数5352人)に基づく。調査会社では、特典のポイント制度の利便性が満足度を左右すると分析した▼JRHMは現在、全国のJR系ホテル約80施設が加盟する。対象のホテルやレストランを利用すると共通ポイントが付与され、たまったポイントはホテルの支払いに利用できる▼さらにはJR東日本グループの「JRE POINT」など提携ポイントに交換可能で駅ビルでの買い物にも使え、用途の幅は広い。加盟ホテルの拡大に伴い、JRグループの強みを生かしたポイント戦略が高く評価された形だ▼今回首位のマリオットグループのプログラムを見ると、世界に広がるネットワークもさることながら、約12万もの魅力的な体験型イべントもポイント交換の対象とある。JRグループの資産や地域と連携した体験プログラムなど"モノからコト"への発想も、JRHMのさらなるランクアップの鍵となる。