墨滴

摘要

JR東日本千葉支社が展開するスポーッ連携プロモーション「KEIYO TEAM6」の対象チームの一つ、千葉ジェッッふなばしが、バスケットボール日本一を決める第94回天皇杯(全日本バスケットボール選手権大会)で3連覇を果たした▼ジェッツは準々決勝以降、全て3点差以内の接戦をものにしてきた。特に準決勝は残り0.5秒で逆転、決勝は延長にもつれ込んだ末、残り2.6秒で逆転の3ポイントシュートが決まる劇的な幕切れだつた▼決勝で最後にシュートを放ったのはエース富樫勇樹。大野篤史ヘッドコーチは「最後は自分が打つんだと強いマインドを持った勇樹に託した」、小野龍猛キャプテンも「選手全員が(決めてくれると)信じていた」と振り返る。やはり覚悟を持っている人間を周囲は信頼するのだろう▼また、千葉ジエッツは攻撃を身上とするィメージがあるが、実は守備からリズムをつくることが多い。チームは"アグレッシブなディフェンスから走る"スタイルを理念に掲げている。迷った時によりどころがある組織は強い▼リーグ戦に目を向けると、千葉は現在東地区1位。一昨季は東地区3位でチャンピオンシップ準々決勝敗退、昨季は東地区1位ながらチャンピオンシップは決勝で敗退した。悲願のBリーグ優勝に向け、さらなる奮起に期待したい。