日本橋『東日本大震災の記憶と復興』展: 事実を風化させないために

摘要

徳川家康の江戸入府とともに造られた日本橋。諸街道，そして道路の起点として江戸・東京の繁栄を支えてきました。火災や地震など数々の災害に見舞われながら，その都度，人々は持てる知恵と地域の杵で復興に向けて力強く立ち上がりました。日本橋は街の再生の象徴でもありました。史上最大規模の災害となった東日本大震災からおよそ600日余り。地震・津波の爪痕が各地に残る一方，復興の動きがますます活発化しています。東北，そして日本再生の願いを込めて，江戸・東京と東北地方とを結ぶ旧奥州街道の起点・日本橋で首都圏初となる「『東日本大震災の記憶と復興』展」を開催いたします。