上海万国博覧会に見る新技術

摘要

今年5月1日に開幕した「2010上海万国博覧会（上海rn万博）」は、“より良い都市、より良い生活（BetterCity、rnBetterLife）”をテーマに、10月31日までの6か月間行rnわれている（1）。rn　開幕前日の4月30日には、文化センターでフランスrnサルコジ大統領、韓国イ・ミョンバク大統領など約20rn名の国家元首・首脳も参加して開会式が行われた。rn　同日開かれた各国要人を歓迎するレセプションで胡錦rn涛（HuJintao）国家主席は、「上海万博は5，000年の歴史rnと文明を持つ中国、そして改革開放により急速な経済発rn展を実現した中国を、世界に向けて展示するものである。rn上海万博は世界のものであり、中国と世界の交流の新たrnなページを、そして全人類の文明交流の新しいページをrn開くものである」と述べた。胡主席が意気込みを示したrnように、上海万博は、2008年8月に開催された北京オリrnンピックに続き、中国の威信をかけた国家的事業である。rn　万博はこれまでも最新の科学技術を展示する場としてrn活用されてきた。その観点で、上海万博は低炭素化・環rn境対応を第1のテーマとして、CO2排出ゼロを目指す初rnめての万博となる。