国際統計制度とは何か(4):公的統計の基本原則(1)

摘要

「公的統計の基本原則」は、1990年代における計画経済から市場経済への移行を契機として策定されたが、今日では、世界の国々において、社会•経済の体制によらず、公的統計に関する最も基本的な規範となっている。国連統計委員会では、世界各国への「基本原則」の普及·浸透に努めており、国連統計部を始め国際機関では「基本原則」を具体的に解説したハンドブックなどの資料を整備し、各国向けの研修·セミナ一等を開催している。