年会優秀発表賞(クリタ賞)の表彰報告

摘要

年会優秀発表賞(クリタ賞)は，公益財団法人クリタ水・環境科学振興財団のご出捐(ご寄附)により実施されており，助成をいただきましたこと厚く御礼申しあげます。本賞は年会において口頭発表を行う博士前期課程(修士課程)在学の学生会員が表彰対象となっており，研究意欲の増進を目指し，博士前期課程(修士課程)の大学院生が行う研究成果発表に対して表彰するものであり，今回で22回目(クリタ特別賞を含む)となった。昨年の第54回日本水環境学会年会は，新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大により開催中止となり，講演要旨原稿を対象に審査され年会優秀発表特別賞(クリタ特別賞)として表彰された。今年度はCOVID-19の収束の気配もなく，年会としては初めてオンラインによる開催となった。例年と同様，151名の応募を受けた後，1月18日の締切までに講演要旨原稿が提出された145名(辞退・キャンセル者を除く)を選考対象として一次審査を行った。一次審査は，公平性と正確性の向上を目的に過去に採用された方式と同様に，要旨1件あたり3名の審査員により，(1)研究背景・実験方法を適切に記述しているカゝ，(2)十分な結果を得ているか，(3)考察を適切に行っているか，(4)表を含めた全体的な完成度は十分か，(5)総合評価の5項目から評価していただき，高い得点であった49名(応募者の約30%)を一次審査の通過者とした。