2018年度（公社）日本水環境学会水環境文化賞（みじh子賞)受賞者

摘要

群馬県立尾瀬高等学校理科部は創設以来，地域の豊かな自然を対象とした動植物•水環境などの自然環境調査を行ってきた。2018年度の部員数は20名である。1998年度からは尾瀬ケ原全域の水質測定，2004年度からは片品川全域での水質測定を毎年行い，地域環境の現状や変化を明らかにする活動を行ってきた。2015年からは，群馬県衛生環境研究所とタィアップし，片品川上流域の河川水質および大気降下物の微量無機態窒素化合物の測定を行うことで，都心からの大気輸送による当流域の窒素汚染の実態評価の取り組みを行っている。さらに，片品川を中心とした河川•水田等に関する水環境の学習を目的とした「地域の学校開放講座」を開講している他，地域の子ども達を対象とした川遊びと水生生物の捕獲•観察を通じた水環境に関する啓蒙活動である「G-necネィチヤ一クラブ」を運営している。