年会学生ポスター発表賞（ライオン賞）の表彰報告

摘要

年会学生ポスター発表賞（ライオン賞）は，研究意欲の増進を目指し，学部生，高専生，短大生を対象に優秀なポスター発表を表彰するものである。ライオン株式会社様のご出捐（ご寄付）により実施されるもので，第53回(甲府）大会は本賞の創設以来11度目の大会となった。本年度は118名と大変多くの応募を受け，前年度の札幌大会の79名よりも大幅な増加であった。このうち，キヤンセルした3名を除く115名が例年通りに年会初日のポスター発表（コアタイム13時30分〜15時と16時45分〜17時45分の2度）による審査に臨んだ。ポスター発表会場となった山梨大学体育館には一般のボスタ一発表に隣接しながらもライォン賞の審査対象発表ポスターが連続して掲示された。体育館での実施のため，参加者には入口で靴からスリツバへの履き替えをお願いすることとなつたが大きなトラブルもなく大変多くの方にポスタ一会場を訪れていただけた。広い会場が人で埋まつたが発表も質疑もしゃすく良かったとの声も聞くことができた。演者の中には学会等での初めての発表で緊張の面持ちの学生も見られたが，研究成果を丁寧に説明し誠実に質疑に取り組む演者達に，参加者も真剣な眼差しで向き合い，厳しい質問や成果を賞賛するコメントが混じる熱のこもったセッションが展開された。この経験は発表された学生皆さんの大きな成長につながったはずで，今後の活躍が大いに期待されるところである。