電気数学のすっめイチから始める電験三種第1回三角関数

摘要

電験三種の計算問題を解くためには「電気数学の知識」と「計算力(数学力)」が必要不可欠なのは言わずもがなですが、一口に「電気数学」といっても範囲は多岐にわたります。では、どの単元を重点的に勉強したらいいのやら。ここでは、電気数学のなかでも特に皆さhがつまずきやすい単元を取り上げて、授業形式で解説します。さて、栄えある第1回目は……。テスラとェジソンの交直論争を経て、私たちが家庭で使うコンセントの電気は交流となりました。さらに、工場などで使われる電気機器も交流で働くようにつくられています。交流は、周期的に大きさと方向が変わる電気であり、普通は正弦波交流のことを指してします。この交流を表したり、計算したりするために「三角関数」「ベクトル」「複素数」を使います。今回は、「三角関数」を用いた交流の表し方を学びましょう。