JICA「普及·実証事業」でブータンに土壌浄化法のモデル施設を設置:開発途上国への具体化から社会資本整備としての下水道を考える

摘要

JICA「普及·実証事業」でブータンに土壌浄化法によるモデル施設の企画が採択され、首都テインプー市のHEJO地区を対象にした下水道事業を進めています。HEJO地区は、中心市街地から車で10分ぐらいの場所で、人口は約1,500人です。新しい建物を建設しているだけでなく、古くからある住宅では、悪臭のする便所は外にあり、共同便所として使われています。水道はメインの水道管から勝手に引き込んで共同水道の場所を設置し、洗濯や洗髪あるいは食器まで洗っている人もあり、道路は未整備のでこぼこ道路で、古さと新しさが混在している場所です。