下水道事業における地球温暖化防止計画「アースプラン2017」の策定〈東京都〉:快適な地球環境を次世代に

摘要

下水道事業では、主に汚水や雨水をくみ上げるためのポンプ設備や反応槽に空気を送り込む送風機設備、汚泥の水分を減らして燃やす焼却設備で電気や燃料を大量に使用しており、同時に大量の温室効果ガスを排出している。これらの取組により、2014年度の都庁全体の事務事業活動により排出される温室効果ガスの35％を占めていることから、東京都下水道局(以下、「当局」とする)は、地球温暖化防止に対する大きな責務を負っている(図-1)。