業務用へのシフト注視Windows 8は不発

摘要

12年はメモリー関連のPC周辺機器市場にとって非常に厳しい展開となった。windows 8が登場したもののPC市況を盛り上げるにはカ不足で、メモリー市場を牽引するには至っていない。加えてDRAM価格の下落やPCメーカーの戦略転換によって後付けメモリーモジュールの需要が大きく落ち込んでおり、「遠からずメモリーを増設する文化そのものが無くなってしまうだろう」との業界関係者の声もある。NANDフラッシュ製品はスマートフォン(スマホ)向けカードに容量増加の動きがある一方、クラウドサーバーの利用が中心のタブレツト端末には需要が期待しにくい。PC向けの落ち込みをカバーするには力不足で、周辺機器メーカー各社はクラウドサーバーを中心とした業務用市場へのシフトなど新たな取り組みを迫られている。