日立造船 産業用のSOFC発電効率50%以上

摘要

日立造船㈱(大阪市住之江区南港北1-7-89、06-6569-0001)は、業務•産業用固体酸化物形燃料電池(SOFC)の実証試験で50%以上の発電効率を達成したと発表した。2017年度の市場投入を目指して開発を続ける。SOFCは高温動作を要するためシステムが大型化するものの、効率に優れており、業務用や産業用の定置用燃料電池に適しているとされる。同社は都市ガスを燃料とした出力10kW級の実証機で発電試験を実施してきたが、16年度からは出力20kW級の実証機を試作し、築港工場(大阪市住之江区)内に設置して実証試験を行っている。