東芝S&S社15年度 営業損失は1010億円 メモリーは5%減收

摘要

㈱東芝(東京都港区芝浦1-1-1、03-3457-4511)は、2015年度(16年3月期)決算を発表した。セミコンダクター&ストレージ(S&S)社の売上高は前年度比9%減の1兆5759億円、営業損益が1010億円の損失(前年度は2194億円の黒字)だった。メモリー製品をはじめ全般的に販売が減少したことに加え、構造改革費用や固定資産の減損などが利益を1580億円押し下げ、損失を計上した。製品別では売価ダウンの影響が大きかったメモリーが同5%の減収となったのをはじめ、民生用パワー半導体が低調だったデイスクリート、民生向けの需要が減少したシステムLSI、PC向けの販売が落ち込んだストレージが2桁の減収となった。