マクニカ·富士エレ18年度売上高4%増加電デバ事業は減益

摘要

マクニカ·富士エレホールディングス㈱は、2018年度(19年3月期)決算を発表した。売上高は前年度比4%増の5242億円、営業利益は同1%増の153億円だった。ネットワーク事業が好調で増収となったが、主力の集積回路および電子デバイスその他事業で減益となり、増益幅は小幅にとどまった。集積回路および電子デバイスその他事業は、売上高が同1%増の4703億円、営業利益は同3%減の94億5900万円だった。FA·工作機械や半導体製造装置をはじめ産業機器市場は、アナログICなどが減速傾向となったが、期前半の好調な環境に支えられ堅調だった。車載場は中国向けが減少したが、新規ビジネスが寄与して同市場向けアナログICなどは堅調に推移した。コンビューター市場はサーバー、ストレージの需要増によりメモリーが好調に推移したが、国内の一部ビジネスが収束したことで減収。通信インフラ市昜は国内通信キャリアの投資抑制傾向が継続したが、中国の設備投資需要が好調を維持したことからヽPLDやASSPなどが堅調に推移した。民生機器市場は新規商権移管やワイヤレスオーディオ向けASSPが伸長した。