ドライバルカーマーケットの乱高下は今後も続くか: 海上輸送のコモディティ化の影響と今後の展望

摘要

ドライバルカー、特にケープサイズの用船料マーケットは、海運ブームの真っただ中の2005年頃からそれまでになかった乱高下を見せるようになり、一時、20万ドルを超えるまで高騰した。しかしリーマンショック後は1万ドル台を割り、地に墜ちた。基本的な需給が逆転して以降も低位ではあるが乱高下を繰り返している。この激しいマーケット変動は、資源同様その海上輸送もマネー経済の中で一般の投資•投機の対象となった結果と言われている。