この4年間の飯舘村放射能汚染調査の報告

摘要

2011年3月11日に地震•津波をきっかけとして福島第一原発事故がはじまってから4年が経過した。福島第一原発周辺では，原子力災害対策本部による避難指示が約1000平方kmに及ぶ地域で続いており，その地域に住んでいた約8万人，それ以外の地域の自主避難の人などを加えると，福島県の発表でいまだ約12万人の避難生活力が続いている。全村避難が続いている飯舘村においては現在，帰村に向けて壮大な規模での除染作業が実施されているが,当局のァンケートをみても，帰村がはじまればすぐに戻りましょうと考えている人は回答者の14%で，若い人はほとんど戻りそうにない。