IT·情報通信動静

摘要

▼NECは、スマートフォンの開発·販売事業から撤退することを決めた。具体的には、NECカシオモバイルコミュニケーションズが展開する携帯電話端末事業のうち、スマートフォンの新規開発を中止し、現在販売中の機種をもって生産および販売を終了する。スマートフォンの保守は、今後も引き続き行う。なお、NECが行っているタブレット事業については継続する。▼総務省は、広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)高度化のための特定基地局開設計画として、UQコミュニケーションズの申請を認定し、7月29日、認定証を同社に交付した。この申請ではUQ社とWCP(ワイヤレスシティプラニング)社が申請していたが、電波監理審議会によるUQ社の計画が優位という諮問結果を受け、総務省はUQ社の認定を決めた。認定されたのは、BWAの基地局と陸上移動中継局で使用する2.625MHz～2.650MHzの周波数。周波数幅は20MHz。UQ社は現行のWiMAXサービスの次世代サービスとして「WiMAX2+(ツープラス)」を検討しており、既存の割り当て50MHzと、今回の20MHzの周波数を合わせた連続50MHzを用いて、次世代サービスの提供が可能となる。今秋10月には110Mbpsでサービスを開始し、キャリアアグリゲーションや256QAM変調などの高度化技術を導入することで、2017年には下りlGbpsを超える超高速ブロー ドバンドサービスの提供を目指していく。