分子設計の国際大会「BIOMOD」 優勝はミュンへン工科大

摘要

今回で3回目となる、分子を設計·作製する国際生体分子デザインコンペティションBIOMOD(主催=ハーバード大学Wyss研究所)が開催された。昨年を上回る9カ国26チームが参加。日本からは7チーム(北大、東北大、東大柏、東大本郷-駒場、東工大、関西大、福岡工業大)が参加した。大学生(主に学部生)による国際的なテノ、マイクロオーダーのものづくり大会。製作物に関するWikiやYouTybeでのプレゼン映像を主に夏休みに制作する。11月2日には、ジャンボリーと呼ばれる英語でのプレゼン大会が米国ボストンで行われた。発想の面白さ、製作物の完成度、発表のわかりやすさが採点のポイントとなる。配点は、Webでプロジェクトを紹介するWiki(50点)、YouTube(25点)、ジャンボリーでのプレゼン(25点)。昨年の覇者である東北大は、リポソームをモチーフに温度上昇で内包物を放出できるリポハナビをデザイン·作製して総合3位に、ジャンボリー会場にいる全員の人似投票(観客賞)では東大柏が特異的にガン細胞表面に穴を開けて細胞を死滅させるシステムをデザイン·作製して2位になった。