内視鏡治療後の食道狭窄を予防 患部に貼付 コラーゲンデバイス

摘要

佐賀大学医学部の青木茂久准教授と坂田資尚助教、下田良助教、農研機構生物機能利用部門の竹澤俊明主任研究員らの研究グループは、早期食道ガン患者に対して実施される内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)後の食道狭窄を予防する貼付型コラーゲンビトリゲルパツチ(CVP)の開発に成功したと発表した。既存の内視鏡で患部に設置することができ、ブタを用いた前臨床試験で有効な効果を確かめた。安価で汎用性が高く、早期の実用化が期待される。成果は米科学誌「Gastrointestinal Endoscopy」オンライン版に10月17日掲載された。