内閣府 第14回 産学官連携功労者表彰 14件、44個人·法人を決定

摘要

内閣府は、東北大学の遠藤哲郎教授ら第14回産学官連携功労者表彰の受賞対象14件、44個人•法人を決定した。内閣総理大臣賞には、高性能不揮発性メモリとその評価•製造装置の開発および国際産学連携集積エレクトロニクス研究開発拠点の構築で、遠藤哲郎•東北大学国際集積エレクトロニクス研究開発センター長、鄭基市•東京エレクトロン㈱常務執行役員、山本正樹•キーサイト•テクノロジー•インターナショナル合同会社執行役員が受賞した。東北大学が国際集積エレクトロニクス研究開発センターを設立し、自ら保有する世界トップクラスのMRAMコア技術群の実用化拠点として、内外の代表的企業が参画する集積エレクトロニクス分野のコンソーシアムを構築、産学共同研究費等による自立的な運営により設立後3年で国際的に有力な研究開発拠点としての地位を確立した。拠点では、高速大容量の次世代不揮発性メモリ(STT-MRAM)の実用化領域で先駆的な開発成果をあげ、参画企業による製造装置や計測装置等の製品販売がすでに始まるなど、世界で高い評価を受けているほか、次世代の半導体ストレージメモリとしてサンプル出荷が始まっている三次元積層技術の分野等でも大きく貢献している。