「今後の産業の基盤」広く人工知能学ぶ試み東大に新たな寄付講座

摘要

東京大学は6月1日、大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻に「先端人工知能学教育寄付講座」を設置した。期間は2021年5月31日までの5年間。この講座では、深層学習(ディープラーニング)を含んだ先端的な人工知能技術と理論基盤を主にした、体系的な教育プログラムを構築し、人材育成を行っていく。深層学習に特化した人工知能学を広く学ぶことができる国内初の試み。急速に進む人工知能学分野で活躍できる人材を育てる。様々な分野で応用が期待されていることから、8社(トヨタ自動車、ドワンゴ、オムロン、パナソニック、野村総合研究所、ディー•エヌ•エー、みずほフィナンシャルグループ、三菱重工業)から合計9億円が寄付された。トヨタ自動車の伊勢清貴専務役員は「人工知能は今後の産業の基盤になる技術」、みずほフイナンシャルダループの山田大介執行役常務は「人工知能に関わる技術者は重要なキーパーソンになる」とし、国内で不足している人工知能に関わる人材の養成講座の開設に各社が期待を寄せていた。