星出彰彦宇宙飛行士 NASA極限環境訓練に参加

摘要

宇宙航空研究開発機構は、7月21～29日の9日間に星出彰彦宇宙飛行士が第18回NASA極限環境ミッション運用(NEEMO)訓練に参加することを発表した。この訓練は、米国カリフオルニアのキー•ラーゴ沖水深20メートル程度の海底に設置された研究室•アクエリアス(フロリダ国際大)に滞在し、水中での作業を宇宙ミッションに見立てて行うもの。この施設の大きさは直径約4メートル、長さ約14メートル。これまでに若田、古川、油井、大西の各宇宙飛行士が参加している。今回は、NASAや欧州宇宙機関の宇宙飛行士3人と共に、小惑星や火星、火星衛星表面での船外活動で使用する道具類の検証、船内での研究等を実施する予定だ。星出宇宙飛行士は、訓練の指揮や取りまとめを行うコマンダー(リーダー)として参加する。