超小型の4波長多重光受信チップ開発

摘要

新エネルギー•産業技術総合開発機構(NEDO)、技術研究組合光電子融合基盤技術研究所(PETRA)、沖電気工業(OKI)の三者は、光通信ネットワーク用の光トランシーバー向けに、世界最小のTWDM-PON用光受信チップを開発し、受信動作を実証した。これは、波長が異なる4つの光信号を受信する4波長多重方式により、合計40Gbpsの光信号を偏波状態によらず受信できるチップで、シリコンフォトニクス技術を採用して超小型化を実現した。このチップを用いれば、5G(第5世代移動通信)ネットワークで利用されるスモールセル基地局装置に内蔵可能な超小型光トランシーバーの開発が可能となり、5G基地局装置の小型化に役立つ。