大丸有（大手町・丸の内・有楽町）地区におけるヒートアイランド化抑制に向けた取組み

摘要

ヒートアイランドと地球温暖化の二重の温暖化により，東京をはじめとした都市部の高温化問題が認識され始めて久しい。ヒートアイランド問題は環境負荷が熱であり，熱をいつ，どこで出すのかが大きな要因となるローカル問題である。一方，地球温暖化問題は環境負荷が二酸化炭素を主とする温室効果ガスといわれており，排出総量が問題視されるグローバル問題であるl）。このような違いがあるものの，今後，環境に配慮したサステイナブル（持続可能）で快適な都市開発を行っていくには，いずれの問題も避けて通ることはできない。