安全標識に関するJIS及びISO規格の変遷その②

摘要

この規格は、人への危害及び財物への損害を与える事故・災害を防止し、事故・災害の発生など緊急時に際し、救急救護、避難誘導、防火活動など、速やかな対応ができるように、安全に関する警告や指示、情報など視覚的に伝達表示するために、安全標識や安全表示に、一般表面色、蛍光色、再帰性反射体、透過色光、光信号色を使用する場合の一般的事項の規格である。これまでの安全色関係のJISは、専ら工場や作業場など産業環境安全のための規格であったが、PL法（製造物責任法）に代表される製品安全を対象とする規格の必要性が高まり、適用範囲も広く両者を包含するような表現となった。