六甲山系における水文•流砂観測

摘要

六甲山系は花崗岩地帯であり，明治期にははげ山でありました。渓流は急峻かっ短距離で瀬戸内海に流入しております。一方，下流域の扇状地部には阪神都巿圏が発達し，河口には天然の良港として神戸港が発達しています。この地域は，今までに昭和13年阪神大水害，昭和42年7月豪雨災害，平成7年阪神•淡路大震災に見舞われ，甚大な被害を受けてきました。