自動改札装置電源部ホコリ対策

摘要

新潟支社管内では、平成16年より在来線自動改札装置が導入され、平成22年現在では34駅142台と設置駅が拡大しており、駅の利便性が向上しています。しかし、平成20年10月28日に信越本線新潟駅万代口の自動改札装置を移設したところ、電源異常により起動できない事象が発生しました。自動改札装置の電源部に設置当初から蓄積したホコリが原因で動作不良を引き起こしてしまいました。新幹線の自動改札装置は電源部にフィルターが設置されていますが、在来線の自動改札装置の電源部にはフィルターが設置されていません。電源異常対策としては、電源部内部のホコリ清掃を行うことで問題は解決しますが、日中時間帯に自動改札装置から電源部を取り外しての作業となるため、自動改札装置のダウンタイムが長くなってしまいます。この事象の対策として、自動改札装置電源部へのホコリの流人防止を目的とした対策の検討を行いました。