転てつ機モニタ装置の測定結果のずれを補正する

摘要

動力転てつ機の動作不良(転換不能）を防ぐことを目的とした装置の一つに， 動作時の状態を記録する「転てっ機モ ニタ装置」があります。動作時の負荷 (転換負荷）の増加は転換不能の一因 となりますガ，転換負荷をモーターの 動作電流や電圧ではなく，動力を伝達 する部材の伸び縮みの度合い（ひずみ） によって測定する方法を開発しました。 しかし，部材の形状によっては，出力されるひずみが小さくなる場合があり ます。このような箇所では，温度変化 の影響を受けて昼夜で値がずれる場合 があります。本発明は，転換動作時の ひずみの波形から，実際には部材にカ がかかっていない箇所を検出して.温 度変化などによつて生じたずれを補正 する手法を考案したものです。