高圧配電線路用自動電圧調整装置の開発

摘要

JR東日本では、安心?快適な駅を目指しバリアフリー設備の整備を進めると共に、「エキナカ」の価値を最大に引き出す「ステーションルネッサンス」を推進している。その結果、駅における電力需要が増大し、配電線路の強化が必要となってきている。これまでは、配電線の太線化や変電所への配電用変圧器の新設等で対応してきたが、工期?コスト面で課題があり新たな対応が望まれていた。そこで、当社の高圧配電系統の運用形態を考慮した、比較的軽負荷の高圧配電系統向けの高圧配電線路用自動電圧調整装置（SVR：Step Voltage Regulator）を開発し導入することとなった。本稿では、SVRの開発コンセプト、仕様等について紹介する。