鉄道向け3.3kV SiCハイブリッドモジュール

摘要

鉄道車両の駆動システムは、パワー半導体の進化と制御技術の高度化により、その姿を大きく変えてきた。当初は、電流を自己遮断できる高耐圧のパワー半導体がなかったために、直流電動機駆動が一般的に使われていた。1980年代にはGTO（Gate Turn-off Thy-ristor）、1990年代になるとIGBT（Insulated Gate Bi-polar Transistor）などの自己遮断可能な半導体が実用化され、可変電圧可変周波数制御（VVVF制御）が可能となり、誘導電動機が使用されるようになった。