東北新幹線新田端変電所更新(ぎ電設備の二重化）について

摘要

東北、上越新幹線の初期の開業から約30年が経過し、新幹線の安定輸送を支える各種地上設備は老朽取替の時期を迎えており、目下機器一括更新を施工中である。 JR東日本の新幹線において東京〜大宮の区間は今後の整備新幹線区間の延伸や輸送改善、高速化などにより益々その重要性が増大している。この東京〜大宮間に電力を供給する新田端変電所の機器一括更新工事では特に2号棟を新設し、既設変電所を1号棟としてき電設備の完全二重系化が平成24年7月に完成した。き電用変電所としてより信頼性が向上した新田端変電所の設備と施工概要について紹介したい。