風速計24時間無風検知対策について

摘要

豊岡電気区寺前管理室には播但線の第一市川橋梁と香呂駅に風速監視装置が設置されている。風速監視装置は列車の運転規制に直結する風速データを取得する重要な設備であるが、低風速により風速値を検知できない状態が24時間以上継続した場合、風速計（写真-1)の異常を疑いアラーム（無風検知）を発生させる。アラームが発生すると、風速計の支障物の有無、動作状態の確認（手で風杯を回し異常が無いか）を現地で行う必要がある。現地での作業を低減させるために「風速計定期運転装置」を試作し、効果を検証した。