阪堺電気軌道161形秋～春季限定歴史を誇る最古のトラム

摘要

阪堺電気軌モ161形電車は、日本において秋～春季限定になるが、定期運用をしている電率としては日本最古だ。夏に運用されないのは、屋根の強度に問題があり、冷房装置を取り付けられないからだ。161～170号が1928年に川崎車輛(現·川崎重工車両カンパニー)で、171～176号が田中車両(現·近畿車輛)と大阪鉄工所(現·日立造船)で,計16両製造された1927年に製造されたモ151形の改良型で、大半は共通設計ながら、密着連結器ゃ連結時に総括制御可能な間接制御器など、当時の最新技術が搭載された。戦時中に1両焼失、戦後に2両がモ301形へと改造され、モ151形から2両が改造により編入し、計15両となった。