今日も空铁

摘要

もうすぐ桜が咲く。桜は上空から見ると淡い色合いが白っぽくなつて、なんかカリフラワーみたいだ。正直、大地から見るよりも感動は薄い。とはいえ、桜は春の訪れを感じさせるので、満開になるのを見計らって飛んでいる。2018年は小湊鐵道といすみ鉄道を主軸にして飛んだ。両鉄道を空撮するのは6年ぶり。2012年に初著作となる『空鉄』を刊行するにあたり、撮り下ろしで空撮して以来の再訪である。6年間で大きな変化があつたのは、小湊鐵道にSL風の観光列車〈里山トロッコ〉号が走り、いすみ鉄道ではキハ52のほかにキハ28も走っていることだ。もちろん、それらの列車がメインの被写体となった。