中国で躍進日系部品工場: 相模電機（深圳）有限公司サガミエレク車載向けが全生産の4割占める

摘要

サガミエレクは、深圳市に各種コイルのグローバル生産基地を展開する。同社は87年から深圳市で来料加工での生産を開始。その後、中国国内販売のため現地に合弁会社を設立。2000年には工場形態を独資に切り替え「相模電機(深圳)有限公司」(勝野清一董事長)として現地で生産・販売を行っている。同工場は、チップインダクタ、パワーインダクタ、DC-DCコンバータトランスなど多彩な製品を生産し、特に最近は付加価値の高い車載オーディオ用デジタルアンプ用インダクタの生産が大きく増加している。「AV機器向けに変わり、昨年から分野別構成比のトップが車載となった。生産の約4割ぞ車載向けが占める」(勝野董事長)。今後もデジタルアンプ用インダクタを重点的に伸ばしていく計画で、「品質の向上を図りながら、高音質な特性に優れた製品を作りだしていく」(勝野董事長)。