産総研·太陽光発電工学研究センターが成果報告会 CIGS太陽電池の高効率化プロセス技術など

摘要

産業技術総合研究所の太陽光発電工学研究センターが、6月4、5日に成果報告会を開催した。報告会では、招待講演、特別講演の他、「センターの概要と戦略」、9件の「技術分野ごとの研究開発」、9件の「トピックス講演」、40件の「ポスターセッション」が行われた。4月に就任した仁木栄研究センター長が太陽光発電の現状と研究センターの概要及び戦略を報告した。同センターは、04年に太陽光発電研究センターとして発足し、技術分野Cとに研究チームを構成していた。11年に開発のフェイズごとの組織に改変した。研究センターのミッションを「太陽光発電に関する技術分野に体系的かつ包括的に取り組み、太陽光発電の技術及び普及の持続的発展に貢献する」としている。その目的のために、「民間企業では行えない挑戦的な研究を推進し、日本の優位性を確保する」、「太陽光発電のあるべき姿、研究開発の方向性などの戦略提言する」、「情報と人の中心となるイノベーションハブとなる」、「人材教育」、「国際協力」を実施していくといち。