フジクラ タイのカビンブリ新工場が完成 FPC前工程生産から稼働

摘要

フジクラは、建設を進めていたタイのカビンブリ新工場(プラチンブリ県カビンブリ工業団地)がこのほど完成した。同社は、11年10月に発生したタイの大洪水で、FPC(フレキシブルプリントサーキット)主力工場のアユタヤエ場(アユタヤ県ロジャーナ工業団地)、およびナワナコンェ場(パトゥムタニ県ナワナコン工業団地)が水没し、大きな被害を受けた。両工場はその後、洪水対策を取って既に復旧しているが、BCP (事業継続計画)の観点から、洪水の心配のない海抜24メートルに位置する同プラチンブリ県力ビンブリ工業団地内に土地を取得し、工場建設を進めていたもの。新工場は、バンコクから北東に200キロメートル、車で3時間の距離にあり、交通の要所国道304号線に面している。カビンブリ新工場では、主にFPCの前工程(表面処理まで)の生産から稼働し、最終的には後工程までの一貫生産を行ろ計画。同工場には多くの最新鋭ラインを導入しており、既設の工場よりも高効率で生産性の高いオペレーシヨンを目指す。