富士通、営業益が黒字回復 PC、携帯のコスト削減で 4-9月連結

摘要

富士通が27日発表した17年3月期第2四半期(4-9月)連結決算は、円高や海外事業の減収影響を受けて前年同期比7.0%減収だった。営業利益はPCや携帯電話のコスト削減などが成果となり383億円改善し、前年同期の赤字から黒字に転換。計画比も若干上回つた。現状の円高などの巿場環境と上期業績を踏まえ、通期業績計画を見直した。会見した塚野英博執行役員専務CFOは「為替レートの見直しを図り、7月予想比1千億円減の4兆5千億円に修正。利益は据え置く」との見通しを示した。