電機関連各社の3月期連結決算

摘要

京セラの16年3月期通期連結決算は、部品、機器ともに減収だった。自動車やスマホ向けを中心にファインセラミック部品、電まアバイスの両事業は増収となったが、スマホ、携帯電話の海外販売が不振の通信機器事業や主力の国内市場が大きく変化したソーラーを含むファインセラミック応用品事業、半導体部品事業が減収。事業利益も営業権の減損処理を行った前年に比べ赤字幅が縮小した通信機器と原価低減効果で増益のファインセラミック応用品以外の事業は減益だった。全社の営業利益は電子デバイスの営業権の減損、特許訴訟費用などで約230億円の費用を計上したが、ファインセラミック応用品の原価低減などの収益性の改善が進み横ぱい。