台湾TSMCが下方修正 16年の世界半導体市場成長率見通しプラス1%

摘要

ファウンドリ世界最大手、台湾のTSMCはこのほど、16年の世界半導体市場の成長率見通しを前回発表の前年比プラス2%からプラス1%に下方修正した。世界のスマホ市場が予想以上に減速し、またPCやタブレット販売の低迷が続いているためという。1-3月の決算発表会で、マーク•リュウCEOが明らかにしたもので、世界のマクロ経済の不透明性が高まっていることを理由に、16年の世界のスマホ市場については前年比8%増との当初予想を7%増に修正。PCはマイナス3%からマイナス6%に、タブレットはマイナス7%からマイナス9%にそれぞれ見直した。