15年世界売上げ 半導体ウエハー処理装置が低迷 需要減速や投資減など 1%減の336億ドル

摘要

米調査会社のガートナーはこのほど、15年の世界の半導体ウエハー処理(前工程)装置売上高が前年比1%減の336億430万ドルだったと発表した。低迷の理由はPCやスマホなど主要エンド市場での需要減速に加え、メモリーの供給過剰に対する懸念や半導体メーカーによる慎重な投資計画が響いたため。また、メモリー関連の投資は活発だったものの、ロジック関連では生産力拡大に向けた大規模投資ではなくプロセス更新などが投資の中心となり、これがメモリー分野の伸びを相殺したと指摘した。