カナレ電気純益1%増 12月期連結

摘要

カナレ電気の15年12月期連結決算は、売上高が前年比2.8%増の104億1900万円。営業利益は同1%減の15億9700万円、経常利益は同2.4%減の16億8500万円、純利益は同1.2%増の11億7300万円となった。放送用アクティブBNC、光製品、AVコンソール製品、BNCコネクタなどの積極的な販促活動と、海外生産品を中心にコストダウンを図った。地域別の売上高は日本が大型物件の受注などで同3.1%増の61億6300万円。米国は円安のプラス影響で同17.1%増の10億500万円。韓国は同国市場の停滞や前年度大型受注の反動が大きく、同18.1%減の11億1千万円。中国は放送市場の設備投資が堅調のため、同22.4%増の13億9900万円。シンガポールはASEAN地域経済の停滞により、同11.1%減の4億900万円となった。