ミリ波

摘要

夏はケーブルテレビの出番が多い。高校野球全国大会の地区予選に花火大会。絵柄としても申し分ない▼最近のケーブルテレビは「電気紙芝居」とやゆされた一昔前とは大きく違う。画像がハイビジョンになり鮮明で送り手側の技術も、カメラ機材の品質や操作能力も向上して編集技術もテレビ局並みになった▼ついでに言えばMCのコメントもサマになってきた。しかも地上波アナのように騷々しくない。着々と地域密着メディアとしての地歩を固めているのがケーブル局だ▼先日、ある民放TV局で有名プロ野球選手の高校時代を紹介していた。いまや球団期待のエースだが、高校時代は甲子園にはまったく縁のない地方の出身。そのため局では選手の高校時代の写真が見つからない▼たどり着いたのが出身地のケーブル局。高校時代の映像がアーカイブされていた。これなどは地元ネタにはケーブル局が一番という典型。ケーブ局の存在が感じられたスポーツ特番でもあった。