ミリ波

摘要

この夏も、子どもたちの楽しい夏休みの思い出作りの機会は失われてしまった▼昨年は思いつきで実施された拙速な学校閉鎖による学習の遅れを取り戻すため夏休み期間が大幅に短縮された。今年は有効な対策を取らず、かえってコロナ感染拡大につながる愚策が重ねられた結果、全国的にり患者数爆発が起きてしまっている▼海山に行ったり里帰りで田舎暮らしを満喫する楽しみを奪った人たちは、いまだに愚を重ねているようにしか見えない。矛盾した施策を平気で報じているニュースショーを見ると怒鳴りつけたくなる▼気を静めようとしたら鶴田浩二さhが歌った"傷だらけの人生"を口ずさhでいた。真っ暗闇で筋が通らぬ世の中に子どもが喜ぶ話題がないかと探していると西武電鉄の駅貼り広告で「芦ケ久保駅に特急電車が臨時停車—往復小児特急料金実質無料」という素敵な夏季特別企画を発見した▼小学生のいるご近所さhに紹介しようとよく読むと、鉄道と駅のある埼玉県横瀬町が共同で13種の夏の体験学習や20の地元店のサービス提供を行うそう。帰宅して念のためネットで確認したら体験学習はほぼ満員。さらに緊急事態宣言で催事縮小の告示も。わがことのようにがっかりした。