手作り人工衛星「ひろがり」21日に米国で打さ上げ予定

摘要

大阪府立大学小型宇宙機システム研究センターと室蘭工業大学航空宇宙機システム研究センターが共同開発した超小型人工衛星OPUSAT-Ⅱ「ひろがり」が、21日に米国ヮロヅプス飛行施設(バージニァ州)からアンタレスロケットで打ち上げられる予定だ。両大学の学生58人が中心となって設計、開発した手作り人工衛星で、▽展開構造物を広げる▽高速通信技術でミヅションの幅を広げる▽衛星開発を通して交流の輪を広げる、の三つの広がりを目指して、ひろがりと名付けられた。厚板展開構造物の軌道上形状計測システムの実証、およぴァマチュァ無線帯での高速データ通信技術の実証実験を行う。まずは国際宇宙ステーションに向けて打ち上げ、打ち上げ後は国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」から宇宙に放出して実証実験を始める。期間は約4カ月。