5G、AI、IoTで事業を拡大

摘要

ダイトロンは、20年12月期(20年度)を第9次中期4カ年経営計画「9M」(17-20年度)の最終年度と次期中期3カ年経営計画策定年度にしている。前績行社長は「17年1月1日付で商社のダイトエレクトロン、電子機器•部品メーカーのダイトデンソー、製造•検査装置メーカーのダイトロンテクノロジーの3社を合併し、この4年間で統合をやり遂げたいと思っていた。しかし、情報共有してオリジナル製品や製品開発につなげることは、もう一歩だ。第7次中期経営計画から手がけてきた事業構造の変革もさらに推し進めなければならない。半導体•フラットパネルディスプレイ製造装置の依存度を50%から40%台にしてオートモーティブ、メディカル、ロボテイクスをかなり伸ばしたが、もっと伸ばしていく。経営の安定からは、電子機器および部品のうち部品の比率をもう少し上げたい。顧客数を増やし、仕入れ先を拡充しなければならない。9Mの進捗度は70-80%。この1年で100%にし、さらに継続するものもある」と話す。3社統合で従業員は海外を含め1千人(メーカー370人、商社430人、海外200人、本部70人)を超えた。人事制度を統一し、65歳定年制を導入した。